春の足音と、新しい一歩【高校生へのメッセージ2026 その10】
- 2026.03.14 | 現役大学生から受験生へのメッセージ 高校生・受験生の学び(現在)
こんにちは、講師のMです。
無事に志望校の合格を勝ち取った受験生の皆さん、本当におめでとうございます。
吉報を受けて、ほっとしている頃ではないでしょうか。
この春休みは、受験期に我慢していたことを存分に楽しんでください。好きなものを食べたり、友達と出かけたり、たくさん寝るのも良いでしょう。ここまで努力してきた自分を、ぜひ労わってあげてほしいと思います。
受験期、私は持病の影響で、体が思うように動かない日が続きました。本格的に受験シーズンに入っても、週に1回大学病院に通いながら、受験と向き合っていく必要がありました。
結果として、第一志望には届かず、地元の福岡を離れ、別の大学に進学することになりました。合格の文字を見た時は、無事に進学が決まったことへの喜びと安堵、知らない土地へ進むことへの不安を同時に感じていました。
当初は予定していなかった心理学部へと進学しましたが、今では、心理学を4年間学ぶことができて本当によかったと思っています。
心理学は本当に面白い学問です。‘’心‘’という、私たち人間が一生向き合い続ける形無いものに触れて、それを多角的な視点からさまざまな方法を用いて探求したり、身近でありながら新しい知見を得たりする過程は、非常にわくわくするものでした。
心理学に触れる中で、もっと深く研究したいという気持ちが芽生え、私は春から大阪大学大学院に進学し、実践につながる研究に取り組みます。
人生は思いがけないことの連続かもしれませんね。
心理学者アドラーの言葉に、
「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」
というものがあります。
置かれた環境にただ満足したり、妥協したりするのではなく、その場所で自分に何ができるのか、出会えた人から何を学び、どう成長していくのかを、大事にしてほしいと思います。
たとえ思い描いていた進路と少し違ったとしても、そこで思いがけない何かに出会い、未来が広がるかもしれません。
そして、これからも挑戦がつづく受験生の皆さん。
少しずつ一緒に頑張ってきた仲間が進路を決めていき、心細く感じることもあるかもしれません。それでも、自分の夢や目標のため、最後まで諦めずに闘う皆さんは、本当に強い人です。
体調に気をつけて、前を向いて走り抜けてください。応援しています。
春の足音はすぐそばまで来ています。桜の咲く季節、皆さんが新たな門出を笑顔で迎えられますことを、心から願っています。
