福岡の高校紹介シリーズ（＊）　第2回は、福岡大学附属大濠高等学校です。

（＊）学問ノススメでは、定期的に福岡市（近郊）の高校にうかがい、進路相談担当の先生方とのミーティングを継続しています。塾での指導は、高校生のみなさんにとって一部の生活であり、受験生が多くの時間を過ごす高校生活や学校での教育を知っておくことが、みなさんへの指導にとって不可欠と考えているからです。公開されている情報や私の経験をもとに、私の感想を込めた高校紹介を毎月行っています。

1学年600名を超える生徒数を誇る高校。大濠公園から見える校舎は絶景ですね（横浜から訪れた家内がホテルと間違えていました）

実業家、政治家、スポーツ選手、芸能人などなど、多くの先輩たちを様々な分野に送り出しています。古くは男子バレーボール金メダリスト　南選手、華丸大吉の華丸先生は有名ですね。最近では芥川賞作家の佐藤究さん。進学先も九大はじめ、全国各地の大学にわたっています。スポーツの世界でも、数々の全国制覇を果たしています。全国大会で優勝・準優勝の成績を残した結果だけでも、これだけのものがあります。

校舎前で塾のチラシ配りをする際、校門から出てくる生徒の波はいつも圧倒的です。学校訪問時にもスカイチューブ（校舎を繋ぐ渡り廊下の呼称）をはじめとする施設に目を奪われます。大濠高校については、生徒数や施設規模の大きさに関心が行きがちです。

大濠高校の進路指導室を訪問するたび、生徒一人ひとりへの目配りに気づかされます。入学時からの一人ひとりの生徒のポートフォリオ（学習過程並びに成果の記録）を懸命に収集蓄積する努力に感心します。福岡県を代表する大規模校として、多くの卒業生を生み出し続ける原動力が、そのような所にあると思っています。

最後に、同校ホームページの学校紹介ビデオはストーリ性を感じる作品に仕上げられています。躍動感ある映像の中に、学校からのメッセージを感じます。ご覧ください。

（文責：大井）