九大放送研究会 ~九大生サークル紹介~

大学での学び(近い未来)

学問ノススメは、受験生(高校生)のみなさんに、合格のその先の未来を意識して、学びに取組んで欲しいと思っています。そのため、学びとミライでは、大学での学び(近い未来)を紹介しています。今回は、九大生サークル「九大放送研究会」について、代表の鈴木さん(文学部)にインタビューをさせて頂きました。

九大放送研究会

(KUBC HPより)

 

九大放送研究会(KUBC)は1977年創立のサークルです。50人程度の部員が3つの部会で毎週3回の活動を行っています。1.アナウンス部会(発声発音練習やニュース原稿や朗読の練習など)、2.ラジドラ部会(ラジオドラマの制作)、3.Dir皿部会(ディレさら部会と読みます。DirectorとCD(皿)の複製語。トーク番組を制作)

高校生の皆さんも放送部は馴染みのあるサークル活動だと思います。部員には高校時代放送部経験者も多いようですが、アナウンスや朗読、音での表現(ラジオドラマやトーク番組)に興味を持つ人たちの集まりとのこと。

NHKの放送コンテストに参加、学園祭(九大祭)での発表、YouTubeでの公開などいろいろな場所で活躍しています。ドラマの脚本制作・収録・編集や、番組の企画・収録(Direction)・音響など様々な役割をそれぞれが果たしています。

 

(KUBC YouTubeより)

 

九大祭での発表に向けて、ラジオドラマや番組制作には数か月の準備・製作期間をかけているそうです。また、外部のイベントで進行(MC)を依頼されることもあるとのこと。興味のある方は、KUBCのYouTubeをのぞいてみてください。制作物には未公表のものもたくさんあり、今後は、外部での活動・発表の機会を増やすことも考えていきたいとのことです。

 

(九大混成合唱団演奏会の司会担当 KUBC HPより)

オールナイトニッポン

放送研究会のメンバーには、ラジオを聞いて、影響を受けた部員もいるとのことです。私の学生時代も数々のラジオ番組、なかでもオールナイトニッポンが友達との共通の話題でした。当時のパーソナリティは、タモリ・所ジョージ・中島みゆきなど。今も、星野源やオードリーの語りやリスナーとのやり取りを楽しみにしている学生がたくさんいると思います。テーマ曲(Bittersweet Samba)は誰もが知っている曲(演者や曲名は知らなくても、、、)だと思います。われわれの時代も今も、高校生をひきつける魅力がパーソナリティの語りやラジオ制作にはあるということでしょうか?

 

(オールナイトニッポン HPより)

 

音と映像

鈴木さんも、声で伝えることのムツカシサ、これを克服することの魅力を語っていました。オールナイトニッポンの歴代パーソナリティもラジオだから伝えられる(伝え合う)ことの魅力を語っています。短時間での映像コミュニケーション(InstagramやTikTok)と違う魅力は何か?五感に制約ある中でのコミュニケーション、聴く側が制約の中での没入感に浸り、伝える側も制約の中での表現に魅力を感じているのではないかと思いました。五感を駆使して感じ・理解しコミュニケーションするヒトだからこそ、五感の使い方のバリエーションが豊富でいろいろな楽しみ方に繋がるのかもしれません。

 

 

(文責:大井)