結果発表前の今すべき4つのこと【受験生へのメッセージ2023 その9】

国語を担当している講師のEです。

 

桜の花がぽつぽつ開き始め、春の訪れを感じる今日この頃です。 しかし国公立大学の一次試験の合格発表を待つ皆さんは桜の様子など気にしていられないほど 不安と緊張でいっぱいになり何をすればいいのか分からない人も多いでしょう。

 

そこで、私の高校生のころに受けた指導や経験をもとにこの時期の過ごし方の方針を示したいと思います。

 

1.自分の今後のスケジュールを確認する

 

カレンダー

 

まず自分の今後の方針を明確にしましょう。合格の場合と不合格の場合とでどうするのかを決め るのです。合格であれば普通は進学することになりますが、そうでなかった場合にどうするのか。 非常に辛いことではありますが、もう迷う時間はほとんどありません。

 

4 月には何らかの新しい 生活が始まります。この記事を読んでいる今から1 か月の間にすべての手続きを終えると思えば、その時間の少なさも分かるでしょ う。どのような選択肢があるかは千差万別ですが、例えば「後期試験を受けてその後決める」「私立大 学に進む」「浪人をする」ということが考えられます。漠然としている人は時間があるいま両親と 腹を割って話し合い方針を定めるべきです。

 

2.必要な手続きを整理し、用意する

 

チェックリスト

 

仮に合格した場合はいつ書類が届き、いつまでに送り返す必要があるのかを、そして不合格で後期試験を受ける場合にはどのような持ち物が必要なのか、遠方ならどのようなルートで行きどこ に宿泊するのかを調べましょう。私立大学の合格をすでに得ている場合はその手続きも調べましょう。その後の入学手続きもその内容と締め切りを確認しましょう。 国立大学はほとんどの場合初年度納入金が同じですので、インターネットやパンフレットでその締め切りと金額を確認し、振り込むことができるように用意しましょう。

 

3.今、行うべき勉強のみに集中する

 

勉強

 

上記のことをやり終えたら、後期試験の勉強に集中しましょう。インターネット、特に SNS は閲 覧しないことをお勧めします。残念ながらどれだけ不安になろうと過去は変えられません。ですが未来は変えられる可能性があります。精神の平静を保つことを考えて生活しましょう。言うまでもなく体調管理も大事です。合格するまでが受験です。それまでは落ち着いた行動を心 がけましょう。

 

4.不安な時は理性的に考える

 

論理的

 

それでもそわそわしてしまうのが人間です。その時は 2 番で決めた今後の進路を確認し、今、最も自分に価値のある行動は何かを理性的に考えましょう。変に緊張せず、かといってだらけることもなく後期試験の対策に向き合うことが最上であると結論付けることになるのではないですか。

 

私の経験からは以上のことが考えられます。特に近年では新型コロナウイルスの影響がありますから体調のケアなどに余力を割くべきでしょう。皆さんのより良い新生活をお祈りいたします。