信じたからこそ見える景色【受験生へのメッセージ2024 その2】

こんにちは。国際教養大学国際教養学部の松本です。

受験生の皆さんは今、どのような気持ちでお過ごしでしょうか。受験という大きな舞台を前に緊張していたり、不安を感じる人が多いのではないでしょうか。

 

心配性な私も受験生の時、試験前に緊張で手足が震えていたことを今でも鮮明に覚えています。そんな私が受験でどのようにして不安と向き合ってきたのかをお話ししたいと思います。

 

不安.女性

 

まず前提として覚えていてほしいことは、”不安な気持ちになること、緊張するのは当たり前”ということです。大学受験は自分の進路に大きく関わるイベントなので、そのような感情になるのは仕方がないことだと思います。

 

さらに、直前に試験が迫る中であれやこれやと気になる部分が増えると、余計に焦ってしまい、不安に押しつぶされそうになるかもしれません。

 

しかし、一度自分が使ってきたノートや教材を見てみてください。そこにはマーカーや書き込みなど、皆さんが今まで頑張ってきた跡がしっかり残っていませんか。

 

 

不安になるということは、自分がそれだけやったという証拠です。頑張っていなかったら、そもそも不安に気づくことはできません。だから不安になるのは決して悪いことではないと覚えておいてください。

 

ただ、不安な気持ちに自分が飲み込まれては、せっかく今まで頑張って積み上げてきた知識や能力を十分に発揮することができません。なので、不安な時は深呼吸をして全身をリラックスさせてみてください。

 

最後に受験本番を迎える皆さんにこの言葉を紹介したいと思います。

 

“念ずれば花開く” (坂村真民:さかむら しんみん:日本の仏教詩人)

 

桜

 

意味は『何事も一生懸命祈るように努力をすれば自ら道は開ける、夢や目標が叶う』です。

 

これは私の高校時代の国語の先生が受験前に紹介していただいたものです。私は何度も受験に失敗し、その度に心を折られましたが、諦めることはありませんでした。先の見えない受験勉強の中で自分なら大丈夫と信じるからこそ、最後まで努力することができ、合格の切符を勝ち取れると思います。

 

同じことを言いますが、不安な気持ちを完全に消すことは難しいと思います。しかし、皆さんは志望校合格という目標に向かって懸命に努力してきたと思います。自分が使ってきた参考書やノートが皆さんのこれまでの努力の軌跡を物語っています。どんなに不安を感じても、一度ゆっくり深呼吸をし、自分がやってきたことを信じて、今の自分ができるベストを尽くしましょう。

 

皆さんに合格の花が咲きますように🌸

 

do your best