自分自身を客観的に見つめる機会を持って【高校生へのメッセージ2025 その3】

 こんにちは、私は九州大学工学部機械工学科 1年 田邊陽大と申します。

共通テストが済んで、もう自己採点は終わった頃合いだろうか。1年前の自身の共通テストを振り返って、今伝えたいのは、「自分に向き合えていますか」ということである。

というのも、周りの人と比べたり、模試のデータと比べたりしていないか、ということだ。

 

今、共通テストが終わって、自身の得点の50%も決まっていないという人だっていると思う

つまり、まだまだ逆転勝ちも、逆転負けも全然あり得る。実際、共通テストでDラインだった人が、一教科で満点近くとって、トータルで合格平均点を超えて合格したケースもよく見てきた。

 

 

では、その差はどこでつくのだろうか。私は大きく二つあると考える。

一つ目は「自分が今後どの科目で何点ぐらいとるべきで、そのためには今後の勉強の比率はこれぐらいが良い。」などと、自分のやるべきことが分かっているか。

多くの人が今後は1〜4科目に絞った勉強になるだろうが、過去問を研究し、何をすべきか文章化して明確にしておこう。自身の不安をここで洗いざらい書き出しておくのが吉である。

 

 

 

二つ目は集中したルーティーンを確立していること。その日になって一日の計画を立てるのはあまりよくないと思う。

また、ルーティーンを作る際には、「休憩時間」や「リフレッシュの時間」をスケジュールに組み込むことも大切だ。

特に、昼食後の眠気とかは本番前に対処法を練習して、体を慣らしておこう。

完璧なルーティンを確立している人は、どんどん勉強時間を確保して慣れていくことで、まだ行けるなと思い、勉強時間を延ばしたり、本番まで体調もメンタルもあまり崩しにくい傾向にある。

 

 

 

この1ヶ月、ここまではっきりと目標が見えていて、それに向かって進む機会は意外と多くない。

だからこそ、その目標と自分の今をよく見つめてその差を埋めるために自分を躍進させてほしい。

どのような結果であれ、将来の自分に胸を張れるような努力をしてほしいと、心から願っている。

 

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