トビタテ留学! JAPAN

高校生の海外体験・大学での海外体験

文部科学省が公表している高校生の海外体験(令和3年度調査結果)は、留学生数は0.3万人となり、前回調査時(平成29年度)の4.7万人から4.4万人減少しています。文部科学省の高校生の留学に対する意識調査(注)でも、留学希望者が全体の36.8%となっています。留学を希望しない理由としては、言葉の壁・魅力を感じない・経済的に厳しい・外国での生活などへの不安が上位にあがっています(注)文部科学省「平成29年度高等学校等における国際交流等の状況について」より

 

希望しない理由の言葉の壁以外の項目は、高校生の皆さんにわれわれ大人がサポートする責任があります。その一つとして、トビタテ!留学JAPANを紹介します。

 

トビタテ留学! JAPAN

「トビタテ!留学JAPAN」は2014年に開始され、文部科学省と民間企業の協力で運営されている官民協働の留学支援プログラムです。特に高校生向けに積極的な推進がされています。このプログラムは、多様なグローバル人材の育成を目指し、海外での学びを通じて自分の可能性を広げたい若者をサポートしています。

 

 

このプログラムの最大の特徴は、国や地域、留学先の学校だけでなく、自分の興味や目標に合ったテーマに基づいて学べる点です。これにより、単なる語学留学ではなく、科学技術、環境保護、文化交流など、多様な分野での留学が可能になります。経済的にも返済不要の奨学金が世帯収入や留学先別に月額6万円~16万円用意されています(詳しいプログラム内容はコチラまた、トビタテ!留学JAPAN以外の奨学金プログラムも多数紹介されています。どのような奨学金があるか、簡単に検索できます。検索サイトはコチラをご覧ください。

 

留学後の活躍

トビタテ生たちは、留学後もその経験を活かしてさまざまな分野で活躍しています。例えば、海外でのインターンシップやボランティア活動に参加し、そこで得た知識やスキルを日本に持ち帰り、企業や地域社会で役立てています。プログラムを通じて築かれた国際的なネットワークや友情も、将来のキャリアや人生の大きな財産となっています

 

参加者の声

参加者の多くが「留学を通じて自分の視野が広がった」「新しい挑戦への自信がついた」と語っています。また、世界の多様な文化や価値観に触れることで、自己成長を実感したという声も多く、単なる学業だけでなく、人生観を大きく変える機会になっていることがわかります。

 

せかい部(高校生向けSNSコミュニティ)

トビタテ!留学JAPANには、高校生向けのSNSコミュニティ「せかい部」もあります。このコミュニティでは、全国の高校生が留学や国際交流に関する情報をシェアし、交流しています。先輩トビタテ生の留学体験やアドバイスが気軽に読めるため、留学に興味のある学生にとって非常に役立つプラットフォームです。

「トビタテ!留学JAPAN」は、高校生にとって、グローバルな舞台での挑戦を支援する絶好の機会です。これまでにたくさんの生徒がこのプログラムを活用し、自分の未来を大きく変えています。是非、一度はホームページをクリックしてみてください。

 

 

(文責:大井)

筆者プロフィール:

京都大学法学部卒、臨床発達心理士・税理士・米国公認会計士

大学卒業後、銀行で海外勤務(ニューヨーク)、人事部、法人営業などを経験。その後、事業会社で代表、人材育成や経営企画部門の責任者を歴任。心理学に関する勉強を大学院で行った後、企業での人材育成の経験を生かした高校生向けの個別指導塾 学問ノススメを創業(2020年)。合同会社 ミライノ 代表社員。詳しくはコチラ