高校数学 X リアル 【公式は世界を読み解く鍵(全体マップ)】

高校数学:社会を知って、生かすカギ

1. 数学、将来何の役に立つの?

 数学って将来、何に役に立つの?一度は考えたことがあることですね。テストのため、わからないまま公式を暗記する。「公式の丸暗記=作業」。

 でも、数学を学ぶことで、日常の仕組みを理解⇒見え方が変わるかもしれません。その楽しさを伝えたく、「高校数学 X リアル」のシリーズをスタートします。

2. 高校数学、どこで使われている?

 これから説明していく内容のリストです。

科目 単元 リアルな世界での活用例 学び
数学 Ⅰ・A

・2次関数

・図形と計量(三角比)

・データの分析

・車のヘッドライトやパラボラアンテナの集光構造

・スカイツリーの高さ測定やGoogleマップの測量

・プロ野球のデータ分析(セイバーメトリクス)

現実世界の「形」や「データ」を正しく切り取る視点
数学 Ⅱ・B

・指数・対数関数

・三角関数

・数列

・地震のマグニチュード(M)や音のデシベル(dB)

・スマホの音源再生(MP3)やノイズキャンセリング

・住宅ローンの複利計算や暗号技術

目に見えない「波」や「巨大なスケール」を操る視点
数学 Ⅲ・C

・微分法・積分法(数Ⅲ)

・複素数平面(数C)

・ベクトル(数C)

・ドーム球場の容積計算やロケットの軌道計算

・交流電流の設計や日本の電気インフラ

・3DゲームのCG表現や生成AIの言葉理解

無限を見通し、最先端テクノロジーを創る視点

みなさんも使っている知識やツールですね

3. 数学:客観的な視点を身につける

 

 数学を学び身に着けることは、「物事の構造を客観的に捉える力」に繋がります。 複雑な現実社会の課題にぶつかったとき、数学的な考え方(抽象化・論理構築・モデリング)をすることで、理解が深まる思考の基本になります。

4. 次回予告:「三角比」が測る世界

 次回から、個別の単元で説明していきます。 「次回は、みんなが苦戦しがちな『三角比(サイン・コサイン・タンジェント)』。スマホのマップやGPSの裏側で、この小さな三角形がどう世界を測っているのかを説明します。

(文責:大井安治 臨床発達心理士。詳しくはコチラ