Before Corona(“BC”)、コロナ以前といわれる時代が来る?
- 2020.05.11 | 未来への学び(遠い未来)
コロナ以前、コロナ以後と言われる時代が来るのでしょうか。
コロナがペストの様に歴史を動かす伝染病になるかどうかは、まだわかりません。
今は、福岡も、日本も、世界も、新しいウイルスの正体、ウイルスとの共生、そして打ち勝つことを必死に考え模索している真最中です。楽観的にも、悲観的にも考えることは、まだ、できないと思っています。
ウイルス学の世界的権威である河岡義裕教授が、NHKの特集“ウイルスVS人類”の中で、ワクチンや治療薬の研究開発、リスク、実用化の目途などについて、わかりやすく専門的見地でご説明をされていました。番組の最後に、「やまない雨はない。決して希望的観測ではなく、このウイルスには必ず勝てる」と明言されていました。そのように言える先生の専門家としてのプライドがカッコいいと思います。
9月新学期の運動(半年の学校休校状態に鑑み、従来から議論にあがっている”9月を新学期に”してはどうでしょうか?という問題提起)をTwitterで始め、社会に一石を投じ社会的な動きを引き起こした高校生。超多忙な中、専門分野とは異なるコロナに関する事実・情報を、科学者としてのプライドと責任感で、必死に発信し続ける山中教授。“芸能界のバトンリレーを自分に回すことを遠慮して”と発信した秋元才加さん。大阪モデルを発表して、大阪城や通天閣をライトアップするという“アイデアマン”ぶりを発揮している吉村知事。
4人の方々の立場や年齢、行動の内容はまったく違いますが、共通することは、自分で考えて、自分の責任で、この時期に堂々と行動していることです。私自身は、ワクチン開発のことはまったく素人です。9月新学期やバトンリレー、PCR検査の少なさについての是非をどうこう言うつもりはありません。
今、大切にしたいこと、かっこいいなと思えること、自分の学びにしたいことは、“自分で考えて自分の責任で堂々と動く”ということです。
最前線で取り組んでいる医療従事者の方々、生活をかけて取り組んでいる方々、必死で社会のインフラを守り続けている方々、市民生活を守るために取組んでいる行政の方々、立場は違いますが、自分の役割・責任を理解して、自分ができることを必死で考えて取り組んでいる人の姿はカッコいいです。
コロナ以前といわれるような歴史的パンデミックになるかどうかはわかりませんが、コロナに打ち勝つ日は来ると信じています。そして、自分で考えて自分の責任で堂々と行動する人がカッコいいと思える日は、コロナ以前も以後も同じということも確かだと思います。
(文責:大井安治)