あけましておめでとうございます 2024
- 2024.01.1 | お知らせ
新年あけましておめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願いします。最初に能登半島地震の被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。また、年始早々救難活動に従事されている方々のご尽力に敬意を表します。予断を許さない状況が続いていますが、安定した日が早く訪れることを祈念しております。
受験生のみなさん、高校1・2年生のみなさん。保護者の方々、大学生の方々、それぞれの2024年がスタートしました。特に受験生のみなさんにとっては、思い出となる年のスタートです。どうぞ最後まで健康に留意して、全力で走り切ってください。
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
リクルート創業者江副浩正さんの言葉です。リクルートは、リクナビなどの人材採用・紹介事業(indeed、リクナビなど)、ゼクシィ(結婚)・SUUMO(住宅)・じゃらん(旅行)・HOT PEPPER Beauty(美容)などの生活支援事業を展開している企業で、現在の企業価値(時価総額)は10兆円を超えています。江副さんは、東大在学中にリクルートを創業(1960年)し、東大が生んだ伝説の起業家と言われていましたが、1988年に政界全体を巻き込んだ戦後最大の汚職事件(リクルート事件)を引き起こし、表舞台から退場をしました。天才的な起業家であり、日本を揺るがす大疑獄事件を引き起こした犯罪者でもあります。
今年は去年よりもよくなる
世界的な大手市場調査会社(イプソス)が実施したアンケート調査(世界34カ国25,292人(主に18歳以上の成人)では、世界の70%の人が「自分にとって、2024年は2023年よりも良くなる」と回答しているそうです。日本は調査34か国中最下位の39%ですが、個人の考え方ですので、この点をどうこう論ずるつもりはまったくありません。欧米アジア中南米中心の調査で、トルコと南アフリカ以外、中東アフリカ諸国が含まれていません。ウクライナ侵攻やガザ地区での戦闘、不安感が漂う中国経済、2023年の世界各地での自然災害を見ても、決してうのみにしてはいけない数字です。
(イプソスHPより)
随所作主 立処皆真
随所に主と作(な)れば、立処(りっしょ)皆真なり。これは『臨済録』の中にある禅語です。自分の置かれた場所で一生懸命努力すれば、そこに真の生き甲斐が見出せるという意味です。「随処作主」(ずいしょさしゅ)(随所に主となる)とは、 「どこへ行っても、主になって行動すべし」という意味で、与えられた所や自分が選んだ道に従い、主体的に精一杯生きるということと理解しています。
江副さんの言葉は、自分が自分の主(あるじ)となり、自分で機会を創ること、その機会を通じて、また、自分自身が成長できることを、伝えています。世界がどうなるか、そんなことはわかりません。みなさんは自分自身が主人公として、今年を精一杯楽しみ、過ごしてください。その先に、みなさんの「約束の場所」があると信じています。また、今年も一緒に走りましょう。どうぞ宜しくお願いします。
(文責:大井)