考える人 ~新潮社~

考える人とは

新潮社が2002年7月に創刊した季刊誌です。現在は雑誌は休刊となり、Webでも考える人に引き継がれています。

 「シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。(Plain living, High thinking.)」を編集理念にしています。毎週 メールマガジンを配信しています。様々なジャンルの本の書評、いろいろな分野で活躍している方のインタビュー、対談記事などが毎週届きます。最近の記事をいくつか紹介します。

 

1.書評 狂気と執念の「明石家さんま研究」 BY 水道橋博士

『明石家さんまヒストリー 1955~1981「明石家さんま」の誕生』(著者:エムカク)を水道橋博士さんが書評しています。

さんまさんの日本一の研究家エムカクさんの”明石家さんま評伝”の内容を、水道橋博士さんが生き生きと紹介しています。水道橋博士さんの書評自体、読みどころ満載の内容ですが、この本は、日本テレビの”誰も知らない明石家さんま”で紹介されているさんまヒストリーの元ネタにもなっています。ヒストリー2は、1982~1985とのこと、超ロングストーリーが予感される著書の第1巻です。

 

2.対談 共同体をつくる科学の言葉 ドミニク・チェン X 全 卓樹

第3回八重洲本大賞を同時受賞した2人、情報学者(ドミニク・チェンさん)と物理学者(全卓樹さん)の対談(全2回)。刺激的な言葉がたくさん出てきます。「Twitterはインテリのパチンコ」「世界は中国化して行く!?」「SNS社会の光と影」「モンゴルの共同体社会とSNS社会・電子共和国」など、興味深い話が展開されています。

シンプルな暮らし、自分の頭で考える力

18世紀から19世紀にかけてのイギリス ロマン派詩人 ワーズワースが、産業革命時代の社会変化をうたった詩の一説からの言葉。自分が、このような生活を送っている、あこがれているとは言いません。そんな高尚な生活者ではないです。この言葉を大切にしている人が、昔も今もいることは理解できます。

 

 

”考える人”は、この言葉を大切にしている方々が、編集・発信している情報です。未来への学びを考えるきっかけを与えてくれると考えて、紹介しました。

 

 

(文責:大井安治)