九瑛舎 (九大生による教育NPO法人)藤井代表 インタビュー

弊社の提携先である九瑛舎(九大生 教育NPO法人)藤井代表のインタビューを行いましたので、受験生の皆さんへのメッセージをお届けします。

(1)九瑛舎の活動について教えてください

2016年に活動を開始した九大生による教育NPO法人です。設立目的は、

①子どもが大人へと成長する過程を手助けすること②教育格差の是正の2つです。

このミッション実現のため、以下3つの行動理念に基づいて活動しています。
①子どもたちが自分の進む道を見つけ、その道を進む手助けをしたい。
②全ての子どもたちに夢を叶えるための「武器」を授けたい。
③経済的な困難が子どもにとってハンデにならない社会を築きたい

主な活動は、中学生高校生の学習指導、天神での学習教室、九大生の研究紹介セミナー開催、オンライン交流会などです。活動メンバーは、九大生10人程度です。活動を通して、生徒の保護者の方々から感謝の手紙(子どもの学習態度の変化に関する)を頂くこともあり、私たちの大きなやりがいになっています。

(2)藤井さんの高校生・大学生時代の様子を聞かせてください

高校時代(広島県尾道北高校)は、部活動等のかたわら、県内高校生が,県内企業・NPO・大学等と協働して,広島の魅力や課題を発見し,広島の力を世界に発信する「プロジェクト学習」に取り組み、“カッテデミー賞”という地域振興を狙ったフリーペーパーを創設しました。
九大(法学部)では、九瑛舎の活動以外に、ゼミ(国際取引法ゼミ)や大学生対象のビジネスプランコンテストに積極的に参加しています。サークル活動では、チーム(5-6名)で、大手旅行会社の経営計画作成などを行いました。九瑛舎とも、そういう中で出会い、NPO法人化を実現して、授業料を大きく下げるような革命を起こしたく取り組んできました。

(3)ご自身の経験から、受験生へのメッセージをお願いします

自分は、高校の学習方針(平日3時間、休日5-6時間)もあり、早くから受験勉強に取り組みました。時間があまりないので、通学(船)の時間や信号待ちのスキマ時間にも勉強していました。
学習計画は自分で立てましたが、今思うと、我流でした。学校の宿題が大量にあり、学校の指導だけで東大に行った人もいましたが、自分は両立がうまくできませんでした。高3になったら通塾組が多数派だったと思います。我流でしたので、むちゃな計画を立てたり、苦手な教科を後回しにしたり、自分にとって簡単な課題をやりすぎたりしていましたね。取り組みがバラバラで、きちんとサポートしてくれる人、つらくなったら声をかけてくれる人が、必要だったと思います。その経験は、今の九瑛舎の活動に生かしています。

学問ノススメとは半年ほど前に出会いましたが、第一印象で、理念が共感できると思いました。その印象は今も同じです。学習の質をあげるためのPDCAの徹底という指導法も共通していると思いますので、これからも福岡で頑張ってほしいと思っています。

 

 

(文責:大井安治)