拝啓 大学合格発表を待つあなたへ【高校生へのメッセージ2024 その8】
- 2024.03.6 | 現役大学生から受験生へのメッセージ 高校生・受験生の学び(現在)
京都大学のKです。
今日、あなたはどんな朝を迎えただろうか。
皆がそれぞれの朝を迎えたはずだ。試験本番の人、次の試験に向け調整する人、そして大学受験が終了した人も、、。今日はそのなかでも、あとは結果を待つのみとなった人にエールを送りたい。
結果を待つ間、全く不安がないと言う人はいないと思う。 あの問題解けなかったな、思ったよりみんな手応えを感じているみたいだ、受験番号書き間違えて書いてないかな、など結果が出るまで心配は尽きない。
私も一年前はそんな不安を抱えた高校生だった。その時私を支えてくれたのが中高で打ち込んだ合唱だった。2022年度NHK合唱コンクール高校生の部の課題曲の冒頭部分、こんな詞から歌が始まる。
「黙っていても日々はつづく」
この先どんな結果が待ち受けていようと、また新しい朝が来て人生は進んでいく。どんな結果が出たとしても、それが自分の人生だと、肯定されたような気がした。
これまで重ねてきた努力に結果がつくのが早い人もいれば遅い人もいる。だが、今までの努力が今の自分を作ったということは確かだ。結局人生というものには失敗も成功もなく、ただ自分の生き様があるだけなのだから、今までどれだけ努力してきたのかに目を向けよう。そしてその結果としている今の自分を誇りに思おう。
その上で、将来どういう人でありたいのか。未来の自分を作るのは、ここからの努力だ。
合格発表は、これからどのような環境で生活するのかを決定するものだ。行きたかったところへ行く人、自分の思いとは別のところへ行く人、もう一年努力する人もいるかもしれない。だが大切なのは場所ではなく、そこで自分がどう生きるかだ。
各々が、これから向かうそれぞれの場所で咲き誇ることを願っている。
不安とともに自信と誇りももって、いざ、合格発表に臨もう。