福岡の高校 ~第4回 早稲田佐賀高校~
- 2022.08.19 | 高校生・受験生の学び(現在)
福岡の高校紹介シリーズ(*) 第4回は、早稲田佐賀高等学校です。
(*)学問ノススメでは、定期的に福岡市(近郊)の高校にうかがい、進路相談担当の先生方とのミーティングを継続しています。塾での指導は、高校生のみなさんにとって一部の生活であり、受験生が多くの時間を過ごす高校生活や学校での教育を知っておくことが、みなさんへの指導にとって不可欠と考えているからです。公開されている情報や私の経験をもとに、私の感想を込めた高校紹介を毎月行っています。
早稲田佐賀は、佐賀県唐津市の早稲田大学7番目の附属・系属高校です。「学問の独立」「進取の精神」「地球市民の育成」を建学の精神として、早稲田大学創設者 大隈重信出身地に2010年4月開校されました。佐賀県立唐津東中学校・高等学校跡地、唐津城が目の前にそびえるロケーションです。
中高一貫教育校で、全国各地からの在校生が特徴です(全校生672名中、佐賀県出身50名、福岡県出身253名)附属寮・八太郎館(八太郎は大隈重信の幼名)には、男女430名が入寮しています。早稲田大学への推薦進学率は50%程度の実績ということですが、附属寮の学習サポートは、とても充実しているようです。自学自習、自律の精神を基本としていますが、設定されている学習時間には、チューター(九大生など)による自習サポートが行われているとのこと(進路指導責任者のお話)福岡市からの通学生は1時間を超える通学時間。唐津駅からのJR線では、参考書を開いている早稲田佐賀生を目にします。もちろん、ぐっすり居眠り、漫画、友達との談笑が日常ですが、、、、、(往復3時間の通学を中高生時代に経験した身としては、とても懐かしい光景です)ヨットで世界クラスの活躍をしている塾生も往復3時間を超える通学(早朝、学校生活・ヨット練習後の夜)を6年間続けました。
早稲田大学を目指す生徒たちの寮生活、長時間の通学生の姿が思い浮かぶ高校です。
(文責:大井)