学問ノススメ 講師列伝 その9 ~夢を追いかける人~

学問ノススメでは、講師が生徒のプライベートコーチとして志望校合格まで伴走していきます。学問ノススメの生命線は、講師の質です。一部の講師については、インタビュー記事をホームページに掲載して、その人となりを紹介しています。講師列伝では、筆者の目から見た講師の個性や特徴を紹介していきます。

第9回 は、夢を追いかける人 Aさん(九大生)です。

 

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Aさんは、高校生時代から大学で学びたいこと(西洋美術史)を確りと持っていました。自分の興味関心分野を研究している教授を自ら見つけ出して、九大を強く志望し合格に結び付けました。自分のやりたいことを見つけ出してその達成に向けて努力したAさんの取組を私は心から尊敬しています。

 

夢を見つけなくてもいい

でも、「皆さん夢を持ちましょう!」と言いたいわけではありません。18歳の時点で夢が定まっている人は少数派です。これは、私たち大人の方の問題、生徒たちへの子どもの頃からの教育の問題が大きいと思っています。夢を無理矢理見つけようと悩まないでください。進路はぼやけていてもいいです。近い未来(大学)、いろいろな勉強、経験、出会いの中で世界は必ず広がります。Aさんも、高校時代の授業とは違う大学での授業の専門性の高さ、追求する面白さを実感しているとのことです。自分自身を信じて、高校生時代を精一杯楽しみ、そして近い未来への努力は続けてください。

 

 

プライベートコーチの役割はPDCA

Aさんは、部活と勉強を両立するため、高校での授業に集中して取組んでいました。自分自身で工夫して、時には”退屈な反復練習”を繰り返していました。受験生時代から、PDCA(Plan Do Check Action)に取組んでいました。この取組・精神力(反復練習は決して楽しいものではありません)は素晴らしく、この点はみなさんも意識して取組んでください。Aさんは、持ち前の能力を精神力で培い最後まで走り切ったランナーだと思います。現在の指導でも、入念な準備と丁寧な解説を、生徒の宿題ノートやチェックテストの結果を踏まえて、本物の個別指導をしてくれています。頼もしい伴走者、プライベートコーチです。

 

 

でも、すべてのみなさんが同じように、一人で計画を創りやり切ることはとてもムツカシイことです。私たちが、大学受験のプライベートコーチとしてお手伝いする意味は、ここにあります。

 

 

(文責:大井)

 

筆者プロフィール:

京都大学法学部卒、臨床発達心理士・税理士・米国公認会計士

大学卒業後、銀行で海外勤務(ニューヨーク)、人事部、法人営業などを経験。その後、事業会社で代表、人材育成や経営企画部門の責任者を歴任。大学院で心理学に関する勉強を行った後、企業での人材育成の経験を生かした高校生向けの個別指導塾 学問ノススメを創業(2020年)。合同会社 ミライノ 代表社員。詳しくはコチラ