九州県人学生寮 紹介 その2 ~浩浩居(福岡県)~
- 2023.09.15 | 九州県人寮 大学での学び(近い未来)
Hometown Coach
学問ノススメでは、故郷の先輩が後輩を指導する取組(Hometown Coach)を継続しています。例えば、熊本県出身の九大生が熊本の高校生を教える。受験生にとっては、自分の志望校の憧れの先輩からの指導によるモチベーションアップ、大学生にとっては、故郷との繋がりをもち続けること。
学生講師へのこだわり
また、学問ノススメでは、生徒指導を大学生講師とすることへのこだわりを持っています。彼(女)らが、自分自身で目標を定めて、悩み失敗しながら、自分で考えて、努力をした経験があるからです。おそらく知力や学力にすぐれている人が多いですが、それだけを理由に単純に学生講師を活用することはまったく考えていません。学生講師の採用と育成に関する説明はこちら(学問ノススメの講師 3つのこだわり)をご覧ください。
九州各県の在京県人学生寮との取組
Hometown Coachの取組を東京にも広げるために、九州各県の在京学生寮(県人寮)のサポートを頂いています。鹿児島県人寮や熊本県人寮の東大生による指導など、実績も上がってきています。受験生のみなさんが東京に進学した場合の参考にもなりますので、各県の在京県人学生寮を順番に紹介していきます。第2回は、福岡県 浩浩居です。
浩浩居
浩浩居は。明治32年、廣田弘毅(第32代内閣総理大臣。福岡県出身)が五人の学友と共に小石川の小さな家にて共同生活を始めたことが始まり。「浩浩居」という名前は馬子才の「浩浩として歌う、天地万物我を如何せん」という詩句に由来。以後、現在の西荻窪に移り、二度の火災などを経つつも各界で活躍しているOB、その他の方々に助けられ現在に至っている(浩浩居HPより)
武蔵野の面影を色濃く残した緑豊かで閑静な住宅街の一角に位置しており、最寄り駅からも徒歩10分。首都圏の大学への通学には便利な場所にあり(概ね1時間以内)、吉祥寺や荻窪といった市街地にも近く、新宿駅にも20分弱と便利な場所にあります。
寮費(含む食費)もリーズナブルな費用、個室での生活+共同生活であることは、多くの県人寮も同様ですが、浩浩居は学生の自主性を重んじ、多くのルールを寮生の話し合いで決めていることが、大きな特徴です。またOBとの関係が非常に密接なようで、定期的な交流会などで、各界で活躍している社会人との貴重な時間を持つこともできるようです。
高校生の頃に、城山三郎「落日燃ゆ」で読んだ廣田弘毅の印象は今も心に残っています。歴史の真相はわかりませんが、福岡市美術館前の銅像を拝見してきました。福岡の方々に愛されている政治家だと思います。
(文責:大井)