春の大学キャンパス ~九大と東大~

学生講師へのこだわり

学問ノススメでは、生徒指導を大学生講師とすることへのこだわりを持っています。彼(女)らが、自分自身で目標を定めて、悩み失敗しながら、自分で考えて、努力をした経験があるからです。おそらく知力や学力にすぐれている人が多いですが、それだけを理由に単純に学生講師を活用することはまったく考えていません。学生講師の採用と育成に関する説明はこちら(学問ノススメの講師 3つのこだわり)をご覧ください。

 

 

2023 春のキャンパス ~九大と東大~

そういう方針ですので、定期的に大学キャンパスに行ってます。2023年 新学期の九大(伊都キャンパス)と東大(駒場キャンパス)を訪問しました。

 

九大(伊都キャンパス)

 

市内中心から50分。住みたい街として、全国的にも注目されている糸島エリアにあるので、こんな感じのキャンパスです。糸島エリアは、美しい海と緑豊かな山々に囲まれ自然豊か、糸島産ブランドの農産品も人気です。

 

 

伊都キャンパスは、2005年から10年超の期間を経て、市内(箱崎・六本松)から移転されましたが、福岡市固有の空港用地問題に加えて、全国の高度成長期の土地問題による大学の郊外移転という時代背景もあります。首都圏でも多くの大学(中央大学、青山学院大学など)が郊外移転しました。現在、首都圏では、高度成長期が終わり少子化の流れの中、多くの大学(中央・青学も)の都心回帰があります。

 

 

さて、九大のキャンパス移転は、街づくりの成功例と思います。大学移転を起爆剤として周辺地域を含む街が成長している、経済面の成長だけではなく、そこにある自然と調和し、そこにいる地元の人と一緒に、成長している。だから、住みたい街として人を呼び込む力があるのだと思います。大学の本分である教育と研究が、豊かな資源(自然・町)を生かして、継続的に前進している印象です。ここで学ぶ九大生は幸せです。

東大(駒場キャンパス)

都心(目黒区)にあり、東大生が入学後、教養学部生(1・2年生)として通うキャンパス。駅(駒場東大前)の目の前にあります。教養教育(リベラルアーツ)を学ぶ場として、伝統を感じる建物です。

 

 

多くの新歓立て看板に、メッセージ性の強い看板。建物内には学生向けの掲示板の数々(履修登録の説明や、アルバイト・下宿先紹介など)グラウンドでは、一人で黙々とトラックを走る選手。

 

 

私の学生時代(40年前)にタイムスリップした印象です。時間が止まっている??今の学生さんは、アナログな世界をどのように感じているのか?活用しているのか?ひょっとして、大学側と学生の間にGapがなければいいが、、、と勝手な心配をしてしまいました。おそらく東大生は、昭和レトロの状況を前提としながら、自分たちなりに料理して、いいものは使う、無駄なものには見向きもしないという対応ができているんだろうと思います。

 

 

外観だけでの”学び舎としての感想は、私の軍配は九大へ、ですが、建物などのハード面での環境が学びの場としてのすべてではなく、そこで触れ合う人、教えを受ける先生たちなど、ソフト面の環境が重要なわけで、それぞれの良さを生かした有意義な学生生活を両大学の学生は過ごしていくのだと思います。

(文責:大井)