AI(ChatGPT)にオンライン個別指導塾と通学個別指導塾のメリット・デメリットを聞いてみました
- 2024.11.23 | 高校生・受験生の学び(現在)
オンライン個別指導塾と通学個別指導塾のメリット・デメリット~AIに聞いてみました Vol.2~
ChatGPT(生成AI)に「オンライン個別指導塾と通学個別指導塾のメリット・デメリットについて、以下の質問をしました。
”高校生が塾を選択する際に、オンライン個別指導塾と通学個別指導塾の選択で迷っています。一般的な高校生の認知発達状況を考慮して、認知心理学的な見地からオンライン個別指導塾と通学個別指導塾のそれぞれのメリット、デメリットを教えてください。”
ChatGPTの回答
説明がくどくなりますので、AIの回答の項目のみを列挙します(説明が必要な項目にのみ説明を付加します)
オンライン個別指導塾について
メリット
1.自己調整学習の機会
オンライン環境では、時間管理や学習計画の立案など、自己調整学習スキルが必要ですが、これを育成する機会になります。高校生はこの段階で計画力や自己管理能力を発達させておくと、大学生活にも役立ちます。
2.柔軟性(筆者注釈:オンラインの簡便さ、通学不要の意味)
3.学習内容の多様性
オンラインでは全国の講師とつながるため、専門性の高い講師や自分に合った指導方法を選びやすいです。多様な教材や学習ツールを活用できるのもポイントです。
4.集中力が高まる可能性(筆者注釈;1対1のパソコン越しの指導の意味)
デメリット
1.自己管理能力の負担
高校生の発達段階では、まだ自己管理能力が完全には発達していないことが多いです。そのため、家庭環境によってはだらけやすく、学習の進捗が遅れるリスクがあります。
2.学習習慣の確立が困難
学習と生活の境界が曖昧になり、集中力が続かないことがあります。特に、家庭の学習環境が整っていない場合に顕著です。
3.対面によるフィードバックの欠如
表情や姿勢などの微妙な変化を講師が捉えづらいため、学習態度に問題があっても気づかれない可能性があります。
通学個別指導塾のメリットとデメリット
メリット
1.環境による集中力の向上
塾という学習に特化した環境に通うことで、意識を学習モードに切り替えやすいです。周囲の生徒の存在が適度な刺激となり、やる気を引き出すことも期待できます。
2.講師とのリアルなやり取り
対面指導では、講師が生徒の表情や態度を観察しながら即時的なフィードバックを提供でき、心理的なサポートもより行いやすくなります。
3.スケジュールの明確化
決まった時間に塾に通うことがルーティン化しやすく、学習習慣の確立に役立つ場合があります。
4.動線が確保される
通塾することで、適度な移動がリフレッシュになり、学習に取り組む前の気分転換効果も期待できます。
デメリット
1.時間と費用のコスト
移動時間や交通費がかかり、効率が悪くなることがあります。特に遠方の塾に通う場合は疲労が溜まり、集中力に影響する可能性があります。
2.柔軟性の欠如
通塾時間が決まっているため、個々のペースや生活リズムに合わせにくい点があります。特に部活動や家庭の事情が多忙な生徒にとって負担となることもあります。
3.対人ストレス
講師や他の生徒との関わりが適度な刺激になる一方で、内向的な生徒にとっては負担となる場合があります。
4.講師の選択肢の制限
地域の塾の講師陣に限られるため、必ずしも生徒のニーズに合った指導者に出会えるとは限りません。
高校生の認知発達状況を踏まえた選択
高校生の認知発達段階では、抽象的思考力や自己調整力が発展途上です。そのため、自己調整力が弱い場合は通学型、既にある程度の計画力や意欲が備わっている場合はオンライン型が向いていると言えます。また、家庭のサポートや塾のフォロー体制も重要です。例えば、オンラインでもスケジュール管理を支援する仕組みが整っていれば、学習効果が高まる可能性があります。
最後に、家庭や本人の性格特性を考慮しつつ、体験授業を受けて実際に比較することをお勧めします。
学問ノススメの意見
AI(Chat GPT)にオンライン個別指導塾と通学個別指導塾の違いについて、「認知心理学的見地(認知発達状況)」を考慮してという条件を付けましたので、総合的には的を射たコメントがされていると思います。ただし、現在のAIの限界もうかがえます。主な問題点は、対面の方がきめ細かな指導ができるという見解です。具体的には、
「表情や姿勢などの微妙な変化を講師が捉えづらいため、学習態度に問題があっても気づかれない可能性があります」(オンラインのデメリット)
「対面指導では、講師が生徒の表情や態度を観察しながら即時的なフィードバックを提供でき、心理的なサポートもより行いやすくなります」(通学のメリット)
この指摘が、小学生への指摘であれば理解できます。精神的に発達途上にある児童には、五感を通した指導や周囲の環境を活用した対面での教育が、オンラインでの教育よりも優れていると私も考えます。でも、高校生の大学受験勉強は違います。大学受験に向けての勉強は、「自分で読んで、書いて、考えて」の繰り返しです。わからないことをちょっとした仕草や筆の進み方の微妙なニュアンスで測ることが決定的な指導の質の要素ではありません。むしろ、指導の際に提出されるノートや宿題の内容を講師が如何に事前に読み込み、指導案を準備しておくかが指導の質を決めます。大学受験の学習の難易度は仕草や手の動かし方などを敏感に判断して即興性で対応できる程度の難易度ではありません。生徒の提出した宿題やテストの内容から、生徒一人ひとりの理解度を認知心理学的に判断し、的確な指導案を事前に準備しているかどうかで決まります。学問ノススメが「優秀な講師」と「その講師の指導の指導」にこだわる理由です。講師の指導の質にこだわっている関連記事はコチラをご参照ください。学問ノススメのオンライン個別指導に関する説明は以下をクリックしてみてください。
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(文責:学問ノススメ 大井 臨床発達心理士 詳しい経歴はコチラ)