憧れるのをやめましょう 2023 流行語大賞
- 2023.12.22 | 未来への学び(遠い未来)
2023年 流行語大賞
全国的に、寒波襲来の年末ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?さて、この時期には、流行語大賞、今年の漢字などが発表され、今年1年を振り返る季節です。流行語大賞は、アレ(A.R.E.)が選ばれました。38年ぶりの日本一になった阪神タイガースの岡田監督が優勝という言葉を使わず、言い続けてきた言葉で話題になった言葉ですね。実は、この言葉は岡田監督がオリックスの監督時代(2010年)から使っているそうです。優勝へのプレッシャーを感じる選手たちやコーチ陣をおもんばかって、ずっと使い続けている言葉らしいです。
さて、阪神ファンにはしかられますが、今回は、大谷翔平選手の言葉「憧れるのをやめましょう」について書かせてもらいます。
憧れるのをやめましょう
この言葉は、WBC2023で、大谷選手が決勝の米国戦前の円陣で発した言葉で、多くの方も目に耳にしたと思います。かっこよかったですね。下馬評では、流行語大賞2023の最有力で、私にとっても一番印象的な言葉で、春先に行われたWBCにも関わらず、一番記憶に残る言葉です。(注:下記画像クリックしてください。動画再生されます)
全文は以下の通りです。
僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見たらマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやってれば誰しもが聞いたことがあるような選手たちがいると思う。今日一日だけは、やっぱり憧れてしまっては超えられないんで、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので、今日一日だけは、彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあ、行こう!
今日だけは、憧れるのをやめましょう
大谷選手が伝えたかったことは、「今日だけは、憧れるのをやめましょう。俺たちは勝つために、今日ここにいる。自分が憧れてきた選手が目の前にいて、自分の現在の実力を凌ぐ選手たちが敵だとしても、今日一日だけは憧れるのをやめよう。勝つためにここまで戦ってきたんだから。」ということですね。
侍ジャパン戦士たちですから、大谷選手が伝えたかったことは痛いほどわかり、だから、あの雄叫びに繋がったと思います。大谷選手のリーダーシップに驚き、人間力に感動しました。
憧れを持ち続けましょう
高校生の皆さんは、憧れを持ち続けてください。憧れが未来につながります。憧れが苦しい時の支えになります。そして、WBC決勝のような場面に遭遇した時、大谷選手の言葉を思い出してください。「憧れるのをやめよう、今だけは」
(文責:大井)